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大学受験予備校と予備校文化

大学受験予備校で生まれたのが、予備校文化です。予備校文化とは、日本特有の若者文化(ユース・カルチャー)の一種であり、大学受験予備校に通う生徒(特に浪人生)の間に生まれるものを指しています。また、大手大学受験予備校においては、著名講師・名物講師が多く出講していることから、学校文化としての側面も強いと思われます。往年の駿台予備学校のアカデミズムや、代々木ゼミナールや東進ハイスクールのマスプロ指向・タレント指向などが、顕著な例でしょう。

1980年代の予備校文化は、『ザ・予備校』や、『増補 ザ・予備校 87年度版』に詳しく載っており、当時、全国に存在した多くの予備校を知る貴重な資料となっているようです。また、紹介された講師の中には、現在も活躍を続けている人々も見受けられます。その予備校文化を生み出した、ユース・カルチャーつまり若者文化と称される形態の、芸術(音楽・文学・絵画など)や、各種文化的な活動は、それまで世間に広く認知されてきた既存の文化からは異端と見なされるような、非常に新しい価値観を持っています。

支持層は13歳から20代程度の青少年で、それ以外の年齢層には、それに属する事物の良さは分かりにくいことが多いとされていました。しかし近年の日本や米国を中心に、高度な文化性を示すハイカルチャーや、社会の大勢を占める支持者のいるメインカルチャーが、古臭いと見向きされなくなる一方で、価値観の多様化と世代のボーダレス化がすすみ、若者文化とそれ以外の文化の境もはっきりしなくなってきています。

この部分には、若い世代が既存カルチャーを否定した後、世代交代で新規の担い手が出る一方、かつての支持者たちが加齢後もその指向を持ち続けている場合もあれば、青少年層の中にもかつてのメインカルチャーやハイカルチャーに興味を示す者、あるいは一度廃れたかつての前衛文化に関心を抱く傾向すら見られます。なお歌舞伎の語源は江戸時代の若者文化である「傾ぶく(かぶく)」より発生しています。現在でこそ歌舞伎は日本のハイカルチャーの一つではあるが、当時は「悪趣味なほどに絢爛豪華を演出する前衛芸術」の一つだったのです。

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この記事のカテゴリーは「大学受験予備校2」です。2007年04月18日に更新しました。

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